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2006年11月10日 (金)

今夜のNHK「英語でしゃべらナイト」にエリック・クラプトン登場!

スタジオに来るのかと思ったが、そうではないらしい。NHKとクラプトンという組合せで忘れられないのが「クリーム解散コンサート」。

記憶だけで書くので間違いがあるかもしれないが、1968年11月26日、クラシックの殿堂であるロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのクリーム解散コンサートの様子が、当時始まったNHKの「ヤング・ミュージック・ショウ」の第2回として放送された。たしか第1回はサイモン&ガーファンクルで、番組の中で効果的に使われた「アメリカ」がそのあと日本でシングルヒットになった。それはともかく。

何から何まで意外の連続。冒頭いきなり最後の曲「サンシャイン・ラヴ」で、終わると3人が楽器を置いてこれで解散、という演出。なんと、クラプトンはいつものサイケデリックSGではなく、真っ赤なギブソンES-335セミアコースティック。信じられない。なんで。
コンサートの様子の合間に、エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーのインタビューがある。クラプトンは長い髪と伸ばした髭で今のステージ映像とはまるで別人。惜しげもなく奏法の説明をしてくれる。BBCのインタビュアーがマイクを向ける。

 何かちょっと説明してくれませんか?
「これはボリューム、このピックアップ用。こっちもボリューム、このピックアップ用」「これはトーン、このピックアップ用。こっちもトーン、このピックアップ用」
 あなたの得意なウーマン・トーンを作ってみてくれませんか?
「こっちのピックアップを使う。トーンを1か0に下げる。そしてボリュームをフルに上げる。こういう音になる」
(…それなりのフレーズ。たしかに)
 よく使うフレーズなどはストックしているのですか?
「あ、あぁ。よく使うのはそうだな、こういう…」
(うわ、すごい…)
「これをもっと簡単にすると…」
(あ、なるほど、そういうもんなの)
 たとえば、怒りとか、攻撃的な気持ちを表現してみてくれませんか?
「(ザ・フーの)ピート・タウンゼントみたいにギターを壊すのもいいんじゃないか」
 い、いや、音楽での例として、ギター・プレイとしてですよ
「あ、あぁ。じゃあ…」
(うわ、うわ、あ、あ、…)

突然画面は「ホワイト・ルーム」に切り替わり、ジャック・ブルースが例の謎めいた歌詞を叫ぶ。その後のインタビューはベースなしの語りだけ。
「我々は特定の目的のために曲を作らない」「歌詞やメロディではなく、演奏自体、音そのもので表現する」当時は分かっても分からなくてもそのまま納得したものだ。
「スプーンフル」「政治家」と続いて、その後ジンジャー・ベイカーがドラムセットの説明をしてくれる。
「これがタムタム、これがスネア」「これがシンバル、こっちはクラッシュ・シンバル」
あの頃はまだダブル・バスドラムの意義も分からなかった。
ドカドカバタバタといかにもジンジャー・ベイカーらしいドラムソロが始まり、本人納得したところで「これで終わり」とスティックを投げ出す。BBCも後を追わない。
最後はギターソロの途中から入る「アイム・ソー・グラッド」。当然のように、インプロヴィゼーションはスタジオ盤とはまったく違う。あっけにとられているうちに、最後のコーラスになって終わり。

ギターを弾きたい、やってみたい、とはっきり思った遠い昔の記念すべき1時間。

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