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2007年12月21日 (金)

UFO「現象」

 UFO(Unidentified Flying Object)が飛来したら自衛隊は出動できるのか、等々のヘンテコリンな議論が国政レベルでなされている。唐突に始まった話題というのは何だか怪しい。もしかするとそれなりの機関が、本当に来つつある兆候を検知したということなのかもしれない。
 それはそれで気になることだが、この話では何となく過去の事件を思い出す。1976年9月6日、ソビエト極東空軍のビクトル・イワノビッチ・ベレンコ中尉が当時西側からマッハ3と怖れられた最新鋭のフォックスバット・ミグ25で函館空港に強行着陸し、アメリカへの亡命を表明した。実際にその場にいた辻仁成はその時の様子を初期の作品「クラウディ」に書いている。
 ところが当時の実際の対応はお粗末だった。いきなり外国の戦闘機が民間空港に着陸してきたので、やれ管轄は外国からだから外務省だ、戦闘機だから防衛庁だ、国土だから自治省だ、空港だから運輸省だ、武装しているから警察だ、北海道だから道庁だ、函館だから市役所だ等々でさんざん紛糾したことが報じられた。さもありなん。
 でもUFOと言われて一番身近なのは、当初のシコルスキー型フライング・ソーサー未確認飛行物体よりも、名優エド・ビショップ主演、吹替え広川太一郎のストレイカー司令官、イギリスBBCのTV番組「謎の円盤UFO」よりも、ピンク・レディーのヒット曲「UFO」よりも、日清焼きそば「UFO」よりも、ハードロックグループ、UFOですね。
 ミック・ボルトン(g)、ピート・ウェイ(b)、アンディ・パーカー(ds)、フィル・モッグ(Vo)の4人で始まり、ミック・ボルトンの失踪でなんとあのマイケル・シェンカーをスコーピオンズから引き抜く。しかしそのマイケルも結局馴染めずに飛び出して自分のグループを結成、その後はメンバー交替いろいろ、という波乱のストーリーでありまする。
 そのマイケル・シェンカーを世に知らしめたのが、アルバム「現象」。Phenomenonという単語もこの時知った。ジャケットもいい感じで良かったが、なによりもギターワークがすごい。左のフィンガリングも右のピッキングもこんなにはっきりと、かつ凄まじいのは文句なく素晴らしい。A面最後の「ロック・ボトム」を聞き終わると必ず「はぁ」と溜め息が出たものだ。
 そのUFOの現在のドラムスがジェイソン・ボーナム。というわけで、話は強引にツェッペリン再結成コンサートにつながるのであった。ちゃんちゃん。

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