« 北京オリンピック閉会式にジミー・ペイジ登場 | トップページ | 歌い継がれる「翼をください」 »

2008年9月23日 (火)

風の音、リック・ライト

 こういう音楽表現があるのか、と戸惑いを越えて感激し、打ちのめされたピンク・フロイドの「エコーズ」。サウンドのカナメはリック・ライトのオルガンと、デイヴ・ギルモアのギターだった。プログレッシヴというジャンルができつつあったころだ。

 その中でも、リック・ライトのオルガンは、誰にも似ていなかった。キース・エマーソンとも違う、リック・ウェイクマンとも違う、ましてやジョン・ロードあたりとはまったく違う感じで、まるでそれぞれの曲全体の空気のような存在だったように思う。

 「神秘」「原子心母」「おせっかい」「狂気」「炎」とアルバムをあげればきりがないが、リック・ライトの音を説明するのに一番いいのは "One Of These Days"だろう。そのサウンドから「吹けよ風、呼べよ嵐」という邦題のほうが有名だが、この曲に限らず、リック・ライトのオルガンにはいつも風の音を感じる。実際に聞こえてなくても、感じる。

 ライヴ・アット・ポンペイをテレビで見た時には、ただただ呆気にとられてほとんど放心状態だったような遠い昔の記憶がある。もう一度ステージを、という夢はかなわなくなってしまった。ご冥福をお祈りしたい。

« 北京オリンピック閉会式にジミー・ペイジ登場 | トップページ | 歌い継がれる「翼をください」 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 風の音、リック・ライト:

« 北京オリンピック閉会式にジミー・ペイジ登場 | トップページ | 歌い継がれる「翼をください」 »