« ツェッペリンカレーとは | トップページ | やはり、閉会式は「イマジン」 »

2012年7月22日 (日)

レクイエム、ジョン・ロード

ディープ・パープルのカッコよさは、一言でいうと「クラシカルな」ところにある。ほとんどのアメリカ系バンドには手の届かない領域だ。クリームではフェリックス・パパラルディが、レッド・ツェッペリンではジョン・ポール・ジョーンズが、それぞれクラシカルな実験や挑戦をしていたが、作品として当然のように様式美にまで高めていたのは、この世界では何と言ってもジョン・ロードだろう。

もちろん、EL&Pのキース・エマーソンもいるが、彼の場合はどちらかというとクラシック側にオリジナルがあって、そこからロックに殴り込みを掛けて来ているのに対し、ジョン・ロードはあくまでもロック側からクラシックを取り込もうとするアプローチに違いがあるような気がする。同じスタンスのリッチー・ブラックモアとのコンビは、単なるハードロックを超えた世界を魅せてくれていた。

楽器としてはピアノとハモンド、メロトロンぐらいしか無かった第一期、第二期あたりは、そのサウンドをよく「フィロソフィカル」と書かれていた。シンセサイザーが使われ始める第三期からは、かえってそういう特色も薄れてしまったような感じだ。

それにしても、ピアノを弾いてもオルガンを弾いても、ジョン・ロードはカッコよかった。タレひげで真面目そうな見た目はともかく、フレーズ自体や流れがとにかくカッコいい。素晴らしい、というのとちょっと違うカッコよさ。たぶんあれは、リーダーとしてバンドをまとめている立場での、ここ一番の決め場を心得ている構成力だろうと思う。安らかにお休みください。

« ツェッペリンカレーとは | トップページ | やはり、閉会式は「イマジン」 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/585865/55252019

この記事へのトラックバック一覧です: レクイエム、ジョン・ロード:

« ツェッペリンカレーとは | トップページ | やはり、閉会式は「イマジン」 »