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2015年10月

2015年10月 4日 (日)

ストラト、復活!

しばらく5弦ギター状態だったストラトキャスターを、6弦ワンセットで張り替えた。チューニングはまだ安定しないが、これは時間の問題だ。

ことの起こりは、エアロスミスの「トレイン・ケプト・ア・ローリン」を6弦ビシビシで弾いていて、切ってしまったから。原曲はヤードバーズ、ジェフ・ベック&ジミー・ペイジ時代の「ストロール・オン」。印象的なメイン・リフは、ほとんど6弦だ。

1弦や2弦が切れるのは、ほとんどがチョーキングの時である。キュ~と引き上げた左手の薬指に突然手応えがなくなって、右手のピックも空を切るような感じになる。プチッと切れる音すらも聞こえないのが普通だ。一瞬、何が起きたか分からなくなり、二瞬めで「あ~ぁ」とがっくり来る。という状況はソロパートの肝心な時に起きる。

ところが、低音弦の場合は全然違う。1弦から3弦は単線弦で太さの違いだけだが、4弦から6弦は単線弦をさらに細い線で巻いた巻線弦だからだ。4弦が切れることはまずないが、5弦と6弦はとにかくハードロックのカナメのようなものだから、前期ツェッペリンなどをガンガン弾くとやっぱりブリッジ上で切れる。しかし切れるのは中の芯線のほうで、周りの巻き線は残っているから、いきなりの切断状態にはならない。つまり、突然「ブヨン」とトーンダウンするのだ。これも一瞬、何が起きたか分からなくなり、二瞬めで「あ~ぁ」とがっくり来る。これは、メイン・リフで押しまくっているときによく起きる。

切れた弦をそのままにしておいても仕方がないので、ストラトから6弦を外してしばらく5弦ギター状態で弾いていた。別に弦の予備セットが無かったワケではない。じつは、何となく面白そうだったからだ。

例えばストーンズのキースが、この状態のオープンチューニングで弾いているのは有名。でもそこまで行かなくても、この単なる6弦無し5弦ギターというのは、もしかしたら(ギター始めたいんだけど…)という入門希望者には敷居を下げるという意味で結構イイのではないか、と思う。つまり、誰もが最初に苦労して諦めるFが、Cと大差ない指配置で押さえられるからだ。ハードロックをガンガン、という方向でも無い限り、フォークギターを始めたい、コーラスの伴奏をしたい、という人にはかなり有効だろう。セーハしないことで、ギターコードを制覇すると言う「なんちゃって練習法」になるかも知れない。

とは言うものの、こちらはいつまでもそのままにしておくことは出来ない。6弦がないと弾けない曲はたくさんある。ベンチャーズの初期の名曲の数々もそうだ。そもそも、テケテケが出来ないではないか。ハードロックに限らず、アコースティックな曲でも、6弦で最低音を作っている場合が多い。やはり、有るべきものは無いと。

ということで、次の出番に備えて、ワンセット新調完了。レスポールでは出来ない、アームでグイーンと落ちる曲作りはストラトならではである。これだけでも嬉しい。新しい弦はキラキラ・チャラチャラと明るい音がする。イメージ的には分かるが、これも厳密にはなぜだか分からない。不思議だ。でもまあ、そんなことはどうでもいいよね。

 

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